ヤンネ・マルックラ
Janne Markkula
レベルデザイナー
Mancer

(こちらのプロジェクトはまだ開発中です)
Dota 2の公式モッドツール(Valve Hammer Editor)を使用して作成された、スキルショットに焦点を当てているPvP系のアリーナ格闘カスタムゲーム。
このプロジェクトのレベルデザインにおいて注目した点
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プレイヤーの視界を遮ったり、隠れる場所になったりする壁などを要所に配置すること。
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回り込むか、またはアビリティを使って飛び越えるかのどちらかでしか克服できない水穴などの通過できない地形を加えること。
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ステージの大きさを1対1、2対2,3対3の三種類の構成に適切にすること。
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ゲームプレイに戦略的な奥行きを加えるようにオブジェクトを配置すること。
プロジェクト詳細
開発期間: 開発中
開発ツール: Dota 2 公式Mod作成ツール (Valve Hammer Editor)
主な担当範囲: レベルデザイン、ゲームデザイン、照明と雰囲気、レベルアート
チャレンジ: 新しいツールを習うこと、元から存在するアビリティを完全に違うゲームモードで使えるようにすること
設計とプロセス
Mancer(マンサー)はDota 2向けのスキルショットに焦点を当てているアリーナ格闘カスタムゲーム。プレイヤーは3対3、2対2,または1対1のバトルでラウンドごとに戦い、相手のプレイヤーが全滅するまで続きます。
アリーナ(ステージ)のレベルデザインで重視したのはオブジェクトの配置、視界を遮る障害物、高低差、またはチーム戦に十分なオープンスペースでした。
使用したアセットはすべて「Dota 2」のものです。



一つのステージ(ロイヤルガーデン)の主要な要素の視覚化。
ヘルスルーンはプレイヤーの体力を一定量回復し、マナルーンはマナを与えます。
マナは、プレイヤーのアルティメットアビリティを発動するために使用されます。
中央ににあるフェニックスの卵は、それを破壊したプレイヤーが一度倒れても復活できる仕組みになっています。
ステージ



Imperial Estate
こちらは「Valve Hammer Editor」のツールを習いながら制作した最初のステージです。
こちらのステージは多少シンプルで、高低差は各チームのスタート地点以外のところにまったくありません。それにしても、複数の視界を遮る壁とその間の狭い道のおかげで相手を上回る多くのチャンスがあります。
マナルーンは中央から遠いので、取りに行くとチームから離れる可能性が高く、リスキーなんですが、勝利に繋がるチャンスでもあります。



Royal Garden
初めて高低差を入れてみたステージです。
各チームのスタート地点の近くに小さい高台にヘルスルーンが配置されています。
この位置は比較的に安全ですが、それと同時に、高台で敵が待ってるのもあり得ない話ではない。
ステージの中央は低地になっていて、周りはそこから見えないから危ないです。
中央にはマナルーンもフェニックスの卵もあることによって、戦いが起こりやすい場所でもあります。



Forgotten Colosseum
こちらのステージは高低差なしで制作したんですが、今回は対称軸を斜めにして、対称的感を少し減らしてみました。
今回もマナルーンは中央にありますが、ヘルスルーンは各コーナーにあることによって、それを取りたいプレイヤーは中央を長い間離れることになりますので、敵チームに有利な場合が多いでしょう。



Desert Sands
こちらのステージも斜めに対称的になっています。かつ、各チームのスタート時地点の近くにヘルスルーンがある小さい高台があります。
中央は水穴に囲まれていて、プレイヤーの中央への道を4本の細い道に限れています。
細い道を進むか、それか移動アビリティで飛び越えるかのどちらかです。
隠れたりできるプレイヤーの視界を遮る岩もいくつか配置されています。